国交省 東京圏混雑率136% 23年度都市鉄道混雑率調査 目安表現の見直しも
コロナ禍以前より緩和
国土交通省は、2023年度の三大都市圏における都市鉄道の混雑率調査結果を発表した。混雑率は東京圏が136%(前年度123%)、大阪圏115%(109%)、名古屋圏123%(118%)で、いずれも20年度以降年々上昇しているが、コロナ禍前の19年度よりは緩和されている。19年度は東京圏163%、大阪圏126%、名古屋圏132%だった。
混雑率は最混雑時間帯1時間の平均(10~11月の1日または複数日の乗車人員と定員・本数など輸送力のデータを基に計算)。調査対象は、東京圏31区間、大阪圏20区間、名古屋圏8区間。1975年度を100とした輸送力指数は、東京圏158(前年度比2㌽減)、大阪圏115(増減なし)、名古屋圏159(増減なし)で、東京圏は前年度よりやや低下した。
今回から混雑率の目安の表現について、「新聞を読める」などをなくし、時代に即したものに見直した。150%を「肩が触れ合わない程度。ドア付近の人が多くなる」、180%を「肩が触れ合い、やや圧迫感がある。ドア付近の人は窮屈となり、体の向きを変えるのが困難となる」などに改めた。
混雑率トップは、東京圏31区間が東京地下鉄(東京メトロ)日比谷線三ノ輪→入谷間で162%(輸送人員4万5271人)、2位はJR東日本中央快速線中野→新宿間で158%(6万5510人)、3位は同東海道線川崎→品川間で151%(4万7400人)。例年混雑率の高い東京メトロ東西線木場→門前仲町間は148%(5万9940人)。輸送人員最多は小田急電鉄小田原線世田谷代田→下北沢間(6万8518人)。
大阪圏20区間の混雑率1位は阪急電鉄神戸本線神崎川→十三間の143%(3万6988人)、2位は大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)御堂筋線梅田→淀屋橋間で132%(4万8764人)。輸送人員の最多は大阪メトロ御堂筋線の同区間。
名古屋圏8区間の混雑率1位は名古屋鉄道本線(東)神宮前→金山間の140%(3万271人)、2位は名鉄本線(西)栄生→名鉄名古屋間で138%(2万9663人)。輸送人員最多も名鉄本線(東)同区間だった。
このほか、混雑率150%以上の区間は次の通り(三大都市圏以外も含む)。
【三大都市圏調査対象区間】
東京メトロ千代田線町屋→西日暮里間(150%)▽JR東日本京浜東北線川口→赤羽間(150%)
【その他】
JR東日本武蔵野線東浦和→南浦和間(152%)▽同埼京線板橋→池袋間(160%)▽東京都交通局大江戸線中井→東中野間(152%)▽西日本鉄道貝塚線名島→貝塚間(158%)▽首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス青井→北千住間(154%)▽広島電鉄2号線東高須→広電西広島間(164%)▽東京都交通局日暮里・舎人ライナー赤土小学校前→西日暮里間(171%)
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