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JR高崎支社 SL/ELぐんま伊香保 ヘッドマークに竹久夢二作品起用

2024.01.31
竹久夢二の作品を起用したヘッドマークのイメージ(㊨SL㊧EL)=JR高崎支社提供=

 JR東日本高崎支社は2月17日、高崎線高崎―上越線渋川間で「SL ぐんま伊香保」(下り)と「EL ぐんま伊香保」(上り)を初めて運転する。列車名に「伊香保」の名前が入るのも初めて。美人画で一世を風靡(ふうび)した「大正ロマン」を代表する画家で、伊香保にゆかりのある竹久夢二の作品を起用したヘッドマークを掲出する。

 竹久夢二は1919年(大正8年)に初めて群馬県の伊香保・榛名を訪れて以来、伊香保の気候・風土・人情に心を寄せ、たびたび訪問した。竹久夢二伊香保記念館(同県渋川市)では、所蔵する1万6000点に及ぶ夢二の作品・資料の中から、美人画や季節ごとの作品を展示している。

 ヘッドマークは、SL、ELで別デザインを用意。同館が所蔵する夢二の代表作「黒船屋」をデザインした。客車内では、夢二の作品「榛名山賦(はるなさんふ)」や、子どもたちを描いた「子供絵」の複製画を展示する予定。

 列車は、C6120号機と旧型客車、ELで編成。高崎―渋川間を2往復する。ダイヤは、下りSLが高崎発9時56分・渋川着10時35分と、高崎発14時10分・渋川着同50分。上りELが渋川発11時28分・高崎着12時16分と、渋川発15時15分・高崎着16時4分。全車指定席。

 渋川駅では、地域伴走型イベント「渋川駅 nin dakari(にんだかり)」を開催。地元飲食店のキッチンカー出店や、JRブースでの記念硬券入鋏(にゅうきょう)体験、子ども駅長制服着用体験などを行う。

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