交通新聞社 電子版

墨滴 4月1日付

2024.04.01

 きょうから新年度。心が改まる人も多いだろう。「年度」を調べると、業務や仕事上の都合から区切った1年間で、組織や業種により始まりと終わりは異なるとある▼現在の会計年度の4月始まりには諸説あるが、明治時代に入り、納税が物納から金納に変わり、農業国の日本では秋の米の収穫、売って現金化、納める流れの中で4月になったようだ▼本紙も1日付は毎年、ページ数を増やして特別版としている。4、5面にはJR各社の本年度予定される取り組み・出来事を紹介しており、コロナ禍で打撃を受けた収入回復のための構造改革や新車両導入、周年を迎える路線・線区、大型観光キャンペーン、商業施設開発などが挙がっている。1年間でどれだけ見たり、実際に行って体験できるか楽しみだ▼この中で墨滴子が気になる話題は、北陸新幹線の延伸効果、各社が進める自動運転関連の取り組み、来年3月下旬予定の「TAKANAWA GATEWAY CITY」のまちびらき。まちびらき関係は新駅設置決定から最近まで担当していた経緯もあり、JR東日本が掲げる「100年先の心豊かなくらしのための実験場」について、期待も高まる▼各鉄道事業者が、ポストコロナの環境変化に対する挑戦、人口減少・労働力不足など社会課題解決に向けた施策、地域活性化など、時代の流れに合わせて進化していく姿を、気持ちも新たに伝えていきたい。

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