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JR東日本テクノロジー インドネシア通勤鉄道会社と車両メンテナンスに関する協力覚書

2024.03.26
協力覚書を締結した太田社長(右から6人目)とアスド社長(同7人目)=JR東日本テクノロジー提供=

 JR東日本テクノロジー(JRTM)は13日、インドネシアの首都・ジャカルタ近郊で都市鉄道を運行するインドネシア通勤鉄道会社(PT.KCI)と、「鉄道車両の機器更新・メンテナンス及びメンテナンスサービス事業の展開における相互協力」に関する協力覚書を締結した。

 JR東日本は2013年から20年にかけて、武蔵野線、埼京線、横浜線、南武線などで使用した205系車両計812両をPT.KCIへ有償譲渡。14年にはJR東日本、インドネシア鉄道会社(PT.KAI)、PT.KCIとの間で車両メンテナンスの技術支援に関する協力覚書を締結し、順次、内容の強化を交えながら再締結を行っている。

 JRTMもPT.KCIに対し、譲渡車両のメンテナンス用部品の提供や、部品の取り付けなどに関する指導のためのスタッフの現地派遣などを行っている。

 今回の覚書は、車両のメンテナンス部品の供給の協力関係をさらに発展させる目的。機器更新の施工による205系車両の延命化をはじめ、機器更新の計画や施工に関するトレーニング、スペアパーツの供給と在庫管理などの分野で相互協力を実施し、より進んだ協業関係の構築を目指す。

 東京都新宿区のJRTM本社内で行われた調印式には、同社の太田朝道社長、見立屋智常務・車両事業本部長、PT.KCIのアスド・アルトリフィヤント社長、デニー・ハルヤント技術取締役らが出席。太田社長とアスド社長が覚書の書面を交わした。

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