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JR秋田支社 弘南鉄道の保線技術支援で協定締結

2024.03.27

 JR東日本秋田支社は22日、弘南鉄道と「保線分野における技術支援に関する協定」を締結した。弘南鉄道の要請に基づき、同支社が保線分野における技術支援を行うことで、弘南鉄道自らが保線分野における技術力向上を図り、健全な線路維持管理を行うことが目的。協定期間は2027年3月31日まで。

 協定による技術支援の内容は、▽線路検査に関わる指導、助言▽線路検査結果に基づく健全度判定の指導、助言▽線路修繕方法に関する指導、助言▽技術支援に必要な検測機器などの貸与▽同支社が主催する研修や勉強会、訓練会への参加――の5項目。

 技術支援は同支社の保線担当社員が担い、弘南鉄道社員の技術力向上を図る。また、技術支援を通じて、地域の維持・発展に貢献するとともに、支社社員自身の技術レベル向上や成長する機会の創出にもつなげる。

 弘南鉄道では昨年8月に、大鰐線大鰐―宿川原間で列車脱線事故が発生。レールの摩耗検査などが適切に実施されていなかったことが判明した。これを受けて国土交通省東北運輸局が12月に保安監査を実施し、今年1月に改善措置を講じるよう指示していた。

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