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日本交通協会など 「第152回鉄道記念日の集い」

2024.10.16
あいさつする大塚会長

 日本交通協会が主催、交通関係法人連絡協議会20法人との共催による「第152回鉄道記念日の集い」が11日、東京・丸の内の日本交通協会大会議室で開かれた。参加したJRグループ、国土交通省の関係者約200人は、鉄道事業の進化・発展に向けた誓いを新たにした。

 主催者を代表してあいさつした大塚陸毅日本交通協会会長は、開業60周年を迎えた東海道新幹線を例に、「鉄道の新しい事業、技術の開発については今日に至るまでJRグループ各社がより安全で、より乗り心地の良い、よりお客さまに好かれる乗り物を作っていこうという努力を積み重ねてきたし、今後も継続していかなければならない。鉄道は『技術サービス産業』。われわれJRグループ各社はこれからも競争、そして協調しながら、お客さまに利用していただく、産業発展にとって役に立つ、日本の国のためになる鉄道を築いていかなければならない」などと述べた。

 来賓出席した国交省の水嶋智国土交通審議官は、「鉄道の世界と技術開発をどう進めていくかが課題。担い手不足の中で、貨物輸送分野における鉄道の果たす役割はあると考える。ローカル線の維持運営についても同様。鉄道の分野には古くて新しい課題がたくさんある。ぜひとも諸先輩方のご指導をお願いしたい」などとあいさつした。

 出席したJRグループ各社を代表して、JR東日本の喜㔟陽一社長が登壇。同社長は「(鉄道として)まだまだ世の中のお役に立てることはたくさんある。環境の問題、物流の問題、地方の皆さまへの輸送をどのようにして確保していくのか。さまざまな社会的課題の解決に向けて、われわれが貢献していく可能性は十分ある。しっかりと正面から向き合って、諸先輩方から受け継いだ貴重な(鉄道)インフラを未来につなげていく決意を改めてこの場で申し上げさせていただきたい」と述べて、鉄道事業のさらなる発展に向けた決意を示した。

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