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JR東日本「TipSmile」 管内19駅で試行導入 10月1日から 働きがい、働く魅力を向上

2024.09.27

 JR東日本は10月1日から、商業施設などの店舗や従業員に利用者側から感謝や応援のメッセージ、チップを届けるサービス「TipSmile(チップスマイル)」について、新たに管内19駅で試行導入を行う。駅掲出のポスターなどから、駅社員に宛てた感謝や応援メッセージを投稿すると、投稿者に同社グループ共通ポイント「JRE POINT」が付与される。利用者のポジティブな声をサービス品質の一層の向上に生かすとともに、駅社員の働きがいや駅で働く魅力の向上につなげる。11月30日まで。

 TipSmileは、同社グループの公募制新事業創造プログラム「ON1000(オンセン)」の採択アイデア。回収が難しかった利用者の感謝や応援の声を現場へ届け、従業員の働きがいやモチベーションの向上、人手不足問題の解消を目指す。

 昨年10月にトライアルサービス、今年6月からは本サービスを開始。TipSmileのウェブサイトから商業施設などの従業員や店舗にメッセージを送信できる。会員登録の上で同ポイントと連携すると、特典として1回のメッセージ送信で5~10ポイントが月に10回まで付与される。

 また、満足のいくサービスを受けた時に感謝や応援の思いを伝えるため、保有の同ポイントから1回当たり最大200ポイントを月に5回まで、チップとして従業員に送信することも可能だ。

 導入箇所では、専用ページを通してリアルタイムにメッセージなどの確認ができる。

 今回、試行導入するのは、首都圏エリアが原宿、北千住、秋葉原、大船、町田、立川、大宮、小山、浦和、宇都宮、熊谷、稲毛の12駅、東北エリアが仙台、郡山、福島、山形の4駅、信越エリアが長野、新潟、長岡の3駅。

 対象駅に設置されたポスターなどの2次元コードや、SNSなどで配信されるURLから専用ウェブサイトにアクセスすると、駅で受けてうれしかったサービスの感想など、駅を利用して感じたポジティブなメッセージを投稿できる。商業施設などと同様、ポイント付与の特典がある。試行導入ではチップの運用は行わない。

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