交通新聞社 電子版

JR東日本・佐渡市 「JRE Workation Pass」を活用した取り組み

2024.08.14
上越新幹線を利用して佐渡・妙高へ(イメージ)=JR東日本提供=

 企業などに付与、費用割引 着地型商品を提案

 JR東日本と新潟県佐渡市は9日、ワーケーションの誘致を進める同市がJR東日本のワーケーション向け商品「JRE Workation Pass」の仕組みを活用した取り組みを開始すると発表した。同市が同パスを購入し、ワーケーションを行う企業などに付与して、新幹線往復や宿泊にかかる費用を割り引く。同パスは、分散型社会実現や関係人口創出を目指す自治体にも販売しており、自治体による購入は初。

 同パスは2022年度から販売しており、「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」から予約する列車と宿泊の割引クーポン、特典として「STATION BOOTH」が利用できるワークスペース利用券(法人向けのみ)をセット。さらに、2次交通サービスやアクティビティープログラム、企業研修コンテンツなど約5000コンテンツを別途有料で紹介する。通販ウェブサイト「JRE MALL」の「JRE ワーケーションショップ」で取り扱う。

 同市は、県内で同じくワーケーション誘致に取り組む妙高市とも連携。同パスを活用し、新潟県外から両市を宿泊地としてワーケーションを行う企業などに対して、新幹線往復や宿泊の費用を割り引くとともに、着地型旅行商品を提案し、地域内での周遊・滞在時間延長と満足度向上を図る。

 取り組みの期間は今月23日出発分から来年3月28日帰着分までで、予算額に達し次第終了する。申し込みは佐渡市公式観光情報サイト「さど観光ナビ」内の「佐渡ワーケーション」から。

 佐渡市は今月22日、東京都渋谷区の「SHIBUYA QWS(渋谷キューズ)」で、ワーケーション誘致イベント「~未知の魅力へ!~佐渡の海と妙高の山を巡る、リトリートの旅」を開催する(オンライン配信あり)。

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