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JR新潟支社 第2回米坂線復旧検討会議

2024.04.05

 2022年8月の豪雨災害で一部不通が続くJR米坂線について、JR東日本新潟支社と沿線自治体の関係者などによる第2回復旧検討会議が3月26日、新潟県関川村の村民会館で開かれ、同線の重要性や復旧の必要性について意見が交わされた。

 会議は冒頭を除いて非公開で行われ、山形県と新潟県、沿線7市町村の代表者、同社からは新潟支社の企画総務部長、東北本部の企画総務部企画部長が出席。国土交通省からは東北運輸局と北陸信越運輸局の各鉄道部長がオブザーバー参加した。

 両県からは▽インバウンドの増加が期待されるなど観光資源としての重要性▽通学や通院、買い物など日常生活を支える基盤▽広域移動手段としての役割――などを同線が果たしていることから、復旧の必要性を訴えるとともに、24年度に実施する利用拡大の取り組みについて説明があった。

 JR側からは、同線今泉―坂町間の代行バスについて、利用状況と、3月16日のダイヤ改正で所要時間短縮と列車との接続改善を図ったことが説明された。

 会議終了後のインタビューでは、両県から双方がスピード感を持って検討、協議を進めていく必要性とともに、同線の必要性を同社に受け止めてもらいたいといった話があった。一方、同社はこれまでと同様、復旧費の負担と将来にわたっての安定的な運行という二つの課題があること、両県からの説明内容については持ち帰って検討すると述べた。

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