JR東日本・JR東日本スマートロジスティクス 「マルチエキューブ」稼働開始
今後3年間で1000台導入へ
JR東日本とJR東日本スマートロジスティクス(JRESL)は10月31日、「予約・預入・受取・発送」の〝1台4役〟をこなす多機能ロッカー「マルチエキューブ」の稼働を東京駅改札外丸の内地下南口で開始した。首都圏を中心に順次、設置台数を増やし、2025年度末までに首都圏以外や関西、東海エリアなどを含めて約1000台(約3万口)に拡大する計画。トラックドライバーの時間外労働の上限規制に伴う「2024年問題」など、物流の課題解決への貢献も期待される。
マルチエキューブは、身近な駅の1台で各種サービスが完結するシームレスな利用を実現。各サービスに割り当てる口数を変えられるため、ニーズに即したサービスを柔軟に提供できる。
セキュリティー確保のため、ロッカーの扉や投函(とうかん)箱の投入口は、預け入れ・取り出しの操作時を除いて常時施錠。キャッシュレス決済専用で、交通系ICカード、QRコードと、クレジットカード(準備中)に対応している。荷物を預け入れる前にあらかじめ「To Locca」専用ウェブサイトから予約もできる。
今月上旬には、JR東日本の通販ウェブサイト「JRE MALL」の「ネットでエキナカ」で申し込んだ「のもの」の商品を受け取るサービスを開始予定。24年度には冷蔵機能付きロッカーの提供を予定しているほか、将来的にはクリーニングの仕上がり品や処方薬の受け取りの実施も検討している。宅配物の発送は、24年度中のサービス開始に向けて準備を進めている。
東京駅改札外丸の内地下南口では1台(39口)を設置。前日の10月30日には報道関係者に実機が公開された。JRESLの市原康史社長は「受け取り、発送の機能を生かして駅をより便利に、お客さまの暮らしをより豊かにすることに貢献していきたい」、JR東日本の喜㔟陽一副社長・マーケティング本部長は「お客さま、物流事業者、さまざまな地域とつながることで、心豊かで利便性の高い生活空間をつくっていきたい」と述べた。
マルチエキューブは、きょう1日に新宿駅改札外Suicaのペンギン広場前階段下で1台(31口)、あす2日には大宮駅改札外北口ニューシャトル改札前で2台(75口)の運用を開始。年内に首都圏の約9駅構内に約10台、本年度中には約90駅に約100台を導入する予定。
検索キーワード:JR東日本
3,626件見つかりました。
421〜440件を表示
-
2024.09.13 JR東日本グループ 予定・計画・施策
アトレ亀戸 増床リニューアルオープン 新たな亀戸の玄関口に
JR東日本グループのアトレは12日、JR総武線亀戸駅隣接の商業施設「アトレ亀戸」を増床リニューアルオープンした。
-
2024.09.13 その他業種分類 予定・計画・施策
日本電設工業 事業継続計画に基づく防災訓練
日本電設工業は2日、「日本電設事業継続計画(NDK BCP)」に基づき、全役員と関係会社を含む社員約3000人が参加した全社一斉の防災訓練を実施した。
-
2024.09.13 JR共通(グループ) 予定・計画・施策
「サンライズ出雲」 車両修繕で10月14日から運休
JR西日本、JR東日本、JR東海の3社は12日、寝台特急「サンライズ出雲」を10月14日の出雲市駅発分から10月26日の東京駅発分(21、22日除く)まで運休
-
2024.09.13 JR東日本 予定・計画・施策
JR大宮支社 改札内で立ち飲み屋、和菓子・米菓販売店
JR東日本大宮支社は、小山駅改札内で立ち飲み屋「ちょい飲み 駅角おやま」を19~21日と26~27日に開設する。
-
-
2024.09.13 JR東日本 営業・事業・車両
JR東北本部 651系グリーン車、E3系1000番代座席シート使用のグッズ販売
JR東日本東北本部は、651系グリーン車とE3系1000番代の座席シートを使用した雑貨商品を21日から販売する。
-
2024.09.13 JR東日本 予定・計画・施策
JR長野支社 「JR長野鉄道フェスタ」10月12日に開催
JR東日本長野支社は10月12日、長野総合車両センターで「JR長野鉄道フェスタ」を開催する。
-
2024.09.13 JR東日本 予定・計画・施策
JR秋田支社 大館駅観光駅長 秋田犬「想空(そら)」を任命
JR東日本秋田支社は、奥羽線大館駅の観光駅長に秋田県大館市が飼育する秋田犬「想空(そら)」を任命する。