JR東日本 25年3月期第1四半期決算 鉄道利用増で4期連続増収 全セグメントで増収増益
JR東日本は7月31日、2025年3月期第1四半期連結決算を発表した。コロナ禍からの回復が鮮明に表れたことに加え、北陸新幹線の敦賀延伸開業効果を背景に鉄道利用者が増加。不動産販売も売り上げが増加したことなどから、全てのセグメントで増収増益となった。全体の増収は4期連続で、各利益も増益だった。通期の業績予想と配当予想は4月30日発表の数値を据え置いている。
運輸事業は、敦賀延伸開業の効果が見られたほか、新幹線や関東圏の在来線の利用増などで、売上高4791億2000万円(前年同期比6・7%増)、セグメント利益686億7400万円(57・6%増)。単体の鉄道運輸収入は4290億円(6・9%増)で、このうち新幹線は1332億円(9・5%増)、在来線は2957億円(5・7%増)。
運輸収入の各項目別増減は、新幹線が定期5・1%増、定期外9・7%増、在来線が定期3・8%増、定期外6・7%増。新在計は定期3・9%増、定期外7・9%増。在来線の関東圏は5・6%増(定期4・0%増、定期外6・5%増)、その他エリアは7・8%増(定期0・9%増、定期外10・6%増)。
運輸事業の関連指標のうち、インバウンド収入は89億円で、期末の計画値は430億円(前期実績385億円)を見込む。オフピーク定期券の6月末時点の購入率は約8・5%(目標値は約17%)となっている。
流通・サービス事業は、鉄道利用の増加に伴うエキナカ店舗や交通広告の売り上げの増加などから、売上高996億300万円(8・5%増)、セグメント利益130億5700万円(24・7%増)。
不動産・ホテル事業は、ショッピングセンターやホテル、不動産販売の売り上げが増えたことなどから、売上高1162億4000万円(21・4%増)、セグメント利益339億7800万円(55・8%増)。
その他事業は、IT・Suica事業のクレジットカード取扱高や、エネルギー関連の風力発電の開発報酬が増加したことなどから、売上高593億1100万円(10・5%増)、セグメント利益41億8500万円(2・9%増)だった。
【JR東日本(連結)】7月31日
売上高686,670( 9.1)
営業利益120,530( 50.3)
経常利益106,469( 57.8)
四半期純利益73,300( 63.6)
単位百万円、カッコ内増減%
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