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JR東日本・東京藝術大学 上野駅にギャラリー「CREATIVE HUB UENO〝es〟」を開設

2024.04.22
㊤ロゴマーク㊦ギャラリーの外観(JR東日本提供)

 駅を多様な文化交流拠点に活用

 JR東日本と東京藝術大学(東京都台東区)はあす23日、上野駅浅草口付近に、同大学の学生らの作品を展示するギャラリー「CREATIVE HUB UENO〝es〟」を開設する。時代を映す芸術作品に駅利用者が触れ合う機会を提供し、同駅に点在するアート作品などの案内を行うことで、多様な文化交流の拠点として活用する。

 JR東日本が「アート」を軸とした新たなサービスや価値の提供を目指し、昨年6月に同大学と締結した包括連携協定に基づく取り組みの一環。

 同ギャラリーは、交番跡地(約20平方㍍)をリノベーションし、内部は白を基調とした空間だ。es(エス)は、「無意識の領域」を指す心理学用語で、多様な欲望やエネルギーを内在し、小さくても無限の表現領域を体現できるスペースを目指して命名された。

 ギャラリーには、同大学の学生や卒業生ら若手アーティストの多様な作品を展示。また、同駅全体を美術館に見立てて駅構内にあるさまざまなアート作品などを案内する。開場時間11~19時(最終入場18時45分)、月曜休場(祝日の場合は翌日に振り替え)。

 同日からオープニング企画として、同大学出身で新進気鋭のアーティスト、吉野はるかさんの初個展「センシティブ デブリ」を5月19日まで開催する。吉野さんは、旅で訪れた国や地域の歴史や神話、伝承と自身の体験を重ね、異なった素材やメディアを組み合わせた叙情的なインスタレーションを制作している。同展では、ガラスを素材とした最新作や写真作品など5点を展示する。30日と5月7日は休場。

 今後は同大学美術学部各科の作品を含め、年間に10回程度の展示を行う予定。

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