JR東日本クロスステーション 農水省「ニッポンフードシフト」推進パートナーに
JR東日本クロスステーション(JR―Cross)フーズカンパニーと全国農業協同組合連合会(JA全農)、農林中央金庫は17日、農林水産省が展開する「ニッポンフードシフト」の推進パートナーとして、おにぎりから日本の食の課題に気づくきっかけとなるプロジェクトに参画すると発表した。
同フードシフトは、日本が抱える「食」と「農」に関わる課題に対し、消費者、生産者、食料関係事業者、行政が一体となって、日本のこれからの「食」はどうあるべきかを考える国民運動。
3者は2021年12月から、「日本の食と農と地域の課題」に連携して取り組んでおり、同フードシフトの趣旨に賛同したことから、協働して参画することにした。
具体的には、同フードシフトの推進パートナーであるヴィレッジヴァンガードコーポレーション(名古屋市名東区)と農水省の連携コンテスト「おにぎりアイデアグランプリ」に、JR―Crossが運営するおむすび専門店「ほんのり屋」が参画する。
コンテストでは、「国産材料を使い、日本の食や農業を応援する」ことを条件に、遊べる本屋「ヴィレッジヴァンガード」で働く若いスタッフが、新しいおにぎりのアイデアを考案する。
寄せられたアイデアの中から、農水省の若手職員が審査する「シフトで賞」と、ヴィレッジヴァンガードならではのユニークさを基準に審査する「オキニで賞」、ほんのり屋の視点で商品化したいおにぎりのトップを決める「みんな好きで賞」の3賞を選出。三つの受賞おにぎりはほんのり屋で商品化する。
ほんのり屋で使用している会津コシヒカリなどの国産米は、JA全農と連携して使用。農林中央金庫は、食農のバリューチェーンを支えて広げる取り組みを金融・非金融の両面から後押ししている。3者は今後、「日本の食と農と地域の課題」に関する情報を発信し、同フードシフトの取り組みを推進する。
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