JR千葉支社など 京葉線幕張豊砂駅前に歩行者ネットワーク、広場、ホテル 24年3月開業へ
JR東日本千葉支社と同社グループの千葉ステーションビル(SB)、日本ホテルは10月31日、京葉線幕張豊砂駅前の歩行者ネットワークと、「鉄道運転体験ハウス」などがそろう広場を来年3月上旬から使用開始し、「JR東日本ホテルメッツ プレミア 幕張豊砂」を同25日に開業すると発表した。今年3月に誕生した新駅の駅前に憩いとにぎわいの空間がお目見えし、幕張豊砂エリア全体のにぎわい創出に貢献する。
歩行者ネットワークは、同駅改札前から新規各施設やイオンモール幕張新都心などへのアクセス性を高め、エリア全体の回遊性を向上。デザインは駅と同様、海風を思わせる白い膜屋根で、駅から街へ一体感のあるイメージを演出する。
駅前空間には、イベント開催などさまざまな利用シーンを想定した広場を中心に、鉄道運転体験ハウスや同ホテル、全天候型のバーベキューテラスをそろえて、来街者へ憩いとエンターテインメントを届ける。
鉄道運転体験ハウスは、JR東日本提供の「JR東日本トレインシミュレータ」と、忠実に再現したE233系運転台を備え、リアルな運転体験を楽しめる。16番鉄道模型のジオラマもあり、操作台3台を設けて小さな子どもでも簡単に操作を体験できる。コンテンツはいずれも有料。
■JRメッツ初の「プレミア」ブランド 3月25日開業
「JR東日本ホテルメッツ プレミア 幕張豊砂」は、ホテルメッツ初の「プレミア」ブランド。同駅から徒歩1分の立地で、「UMIKAZE」がコンセプトの内装は心地よい海風を思わせ、海辺でくつろいでいるような癒やしの空間とする。
1階にロビー、フロント、ゲストラウンジ、ニューデイズなどが入る。2~11階の客室は、スーペリアシングル139室、スーペリアツイン60室、スーペリアラージツイン27室、同(ユニバーサル対応)3室の合計229室で構成。全室禁煙。
1階ゲストラウンジ「umikaze」の宿泊者専用の朝食(1650円)は、アサリたっぷりの「自家製クラムチャウダー」や、千葉県の郷土料理「さんが焼き」など地元食材を使った料理を含む約70種類の和洋食をビュッフェ形式で提供。朝食終了後は宿泊者がフリースペースとして利用できる。
新ブランドとして、充実のアメニティーやフリードリンクをはじめ、パソコン用モニターなど貸出品のビジネス用アイテム、多機能シャワーなど入浴アイテム、ダウン高配合掛け布団といった良質な睡眠用アイテムなど、シーンに応じた6種類の新サービスを提供する。セルフチェックインと遠隔接客サービス「Remoline(リモライン)」や、エレベーターの非接触ボタン「エアータップ」なども導入する。
幕張豊砂に続き、来年7月以降は既存のJR東日本ホテルメッツのうち、札幌、秋葉原、五反田、東京ベイ新木場、横浜桜木町の各ホテルをプレミアブランドに転換する。
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