JR水戸支社・いばらき観光キャンペーン推進協議会 「茨城アフターDC」の概要発表 〝想像超え〟240コンテンツ展開
240の特別企画や催事
JR東日本水戸支社と、茨城県・県内自治体・事業者などで構成する「いばらき観光キャンペーン推進協議会」は28日、今年10~12月に開催する「茨城アフターデスティネーションキャンペーン」(茨城アフターDC)の概要を発表した。昨年の茨城DC同様、「体験王国いばらき」をキャッチコピー、「アウトドア・食・新たな旅のスタイル」をテーマに、約240を数える〝想像超え〟の特別企画や地域イベントを実施。茨城観光の魅力を広く発信する。
期間中、同支社と地域、行政が一体となった各種コンテンツを展開。オープニングセレモニーは10月5日に水戸駅北口広場で行う。
鉄道関連の企画では、10月5日と12月上旬ごろに団体列車「いばらきまんぷくトレイン」を上野―日立間(往路は宇都宮線・水戸線・常磐線、復路は常磐線経由)で運転。停車駅で積み込む鶏肉のレモン煮コッペパンや栗おこわ、水戸梅小町、常陸牛コロッケバーガーなど全13種類のご当地グルメと車窓を楽しめる。
イベント専用車両「E501 SAKIGAKE」を使用する「TRAIN BAR 常陸野(トレイン バル ひたちの)」(10月5日、水戸―土浦間)や、「いばらき秋の味覚満喫号」(11月23日、同―高萩間)なども設定。10月12~27日には「特急 海浜公園コキア号」(平塚、高尾、青梅、高崎、川越、君津の各駅から勝田間)を順次運転する。
「ときわ路パス」の利用者向けには、対象店舗やフリーエリア内のニューデイズでお得な特典を進呈するほか、「ときわ路パス(デジタル)」を購入して条件を達成すると、JR東日本グループ共通ポイント「JRE POINT」が贈られる。
サツマイモや笠間の栗など県産食材を使った「茨城の芋ごはん弁当」(1080円)などの販売や、首都圏主要駅のエキナカ物販イベント「茨城LAB」も9月から順次展開する。
県などが主体のコンテンツでは、国営ひたち海浜公園(ひたちなか市)のコキアの絶景を独占するヘリクルーズツアー(10月23日)や、特別鑑賞席で楽しむ土浦の花火(11月2日)、アンコウのつるし切り体験(期間中)など、多彩な企画を用意する。
期間中、 県内宿泊施設の支配人ら6人で結成した昭和歌謡ユニット「いばらき若旦那」が、ポスター起用や歌謡ショーへの出演などを通してアフターDCを盛り上げる。
同日は水戸市の県庁で記者発表が行われ、同協議会の大井川和彦会長(同県知事)と副会長の下山貴史JR東日本執行役員・水戸支社長・同支社鉄道事業部長がアフターDCの概要を説明した。
大井川知事は「茨城DCは観光消費額が目標を上回る1105億円だったので、それ以上の実績を目指し、コンテンツの定着を図りたい」、下山支社長は「茨城DCの取り組みを一過性にせず、イベントをはじめ関係者間の連携の仕組みや関係性をレガシー化して将来につなげていく」と述べた。
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