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日本リーテック 「NRフォーラム2024」

2024.07.31
「NRフォーラム2024」(日本リーテック提供)

 日本リーテック(NR)はこのほど、東京都台東区のホールで、技術開発や品質向上、業務改善の取り組み成果を発表する「NRフォーラム2024」を開催した。同社やグループ会社の役員、社員ら約200人が参加したほか、全国の各支店やグループ会社など34拠点へライブ配信し、約400人が聴講した。

 冒頭、江草茂社長は「DX(デジタルトランスフォーメーション)、技術開発による業務改善に取り組む中、今回は過去最多の応募件数となった。建設業にはまだまだDXによる改善の余地がある。建設業イコール現場作業という概念を大きく変化させ、リモート&シェアを拡大していきたい」とあいさつ。

 続いて、応募総数94件の中から選ばれた16件の発表が行われた。審査の結果、金賞には社会インフラ本部東日本道路インフラ支店技術課・道路工事課の小林佳香さん、小澤早紀子さんの「デジタル技術を活用した業務改善~鉄筋探査結果から写真とCADを活用した業務の効率化~」が輝いた。

 このほかの各賞は次の通り(敬称略)。

 【銀賞】

 「ドローン測量による改良および生産性向上について 3次元データの改良と作業の効率化」=佐藤蔵(ケンセイ)

 【銅賞】

 「電動バランサを用いた施工効率化」=菅原誠暉(鉄道本部中央支店)、秋野佑斗(発変電部工事二課)▽「工事用資材管理システムの開発」=増田裕太(鉄道本部盛岡支店信号システム課)

 【RX2024賞】

 「自社施設太陽光発電データ・グラフの見える化」=尾形怜、大場一恵(サステナビリティ推進本部環境推進部環境事業推進グループ・環境経営推進グループ)

 【サステナビリティ特別賞】

 「幅員確保と法面保護工の両立仮設道路におけるスーパーブロックノンの採用」=川崎祥(電力システム本部東日本電力支店送電二課)

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