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大阪メトロなど 駅利用の視覚障がい者らサポート 画像解析による検知システム導入

2024.10.01
改札付近で検知した場合のモニター画像(パークシャテクノロジー提供)

 56駅に見守りシステム

 大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)とPKSHA Technology(パークシャテクノロジー、東京都文京区)は、画像認識技術を用いて白杖(はくじょう)や車いすを検知する「AI見守りシステム」を共同開発した。9月25日から順次、長堀鶴見緑地線ドーム前千代崎など56駅に導入している。

 改札付近の既設防犯カメラの映像を用い、画像認識技術により、白杖や車いす利用の改札入場者を検知・判断して、駅長室(駅務室)に音とモニター表示で通知する。改札口に駅係員が不在の場合でも、モニター越しに駅係員が確認し、必要なサポートや見守りを行える。

 両社は2021年秋から、実証実験を重ねており、他社の同種サービスより検知精度を高めたという。検知率は94・3%、誤検知の割合は0・005%となっている。

 同20日にはドーム前千代崎駅でデモンストレーションが行われ、白杖利用者、車いす利用者が改札を通過する様子、改札付近で検知した場合のモニター画像などを報道陣に公開した。

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