鉄道友の会 2024年ブルーリボン賞、ローレル賞を発表
鉄道友の会は23日、2024年のブルーリボン賞に東武鉄道のN100系(スペーシアX)、ローレル賞に宇都宮ライトレールのHU300形と大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)の400系を選定したと発表した。
両賞は、昨年1年間に国内で営業運転を正式に開始した新造・改造車両が対象。今回は候補車両8系列・形式の中から、会員の投票結果に基づく選考委員会の審議でブルーリボン賞を、投票結果を参考に同委員会の審議によりローレル賞を決定した。
■ブルーリボン賞
東武鉄道 N100系(スペーシアX)
N100系(スペーシアX)は、浅草と日光・鬼怒川エリアをつなぐ東武鉄道の新型特急車両で、100系スペーシアが長年築き上げてきた伝統を維持・継承しつつ、時代の流れに合わせて進化した上質なフラグシップ特急となっている。
同社のフラグシップ車両にふさわしい存在感あふれる外観フォルム、現代トレンドと江戸・日光の歴史文化を融合させた秀逸なデザインのほか、多彩なバリエーションを誇る機能美に優れた客室設備、安定した走行・運用といった多くのファクターが高い水準でまとめられた点が評価され、会員から高い支持を得た。
■ローレル賞
宇都宮ライトレール HU300形
HU300形は、全線新設のLRTとして国内初となる芳賀・宇都宮LRTの車両で、17編成51両を導入。新規開業路線でインパクトのあるデザインの車両は社会的な注目を集め、次世代のLRTを期待させるポテンシャルの高さから選定された。
■ローレル賞
大阪市高速電気軌道 400系
400系は、中央線夢洲駅延伸と2025年日本国際博覧会(EXPO2025大阪・関西万博)開催に伴う旅客輸送を担うため、経営形態を変更してから初めて導入した新系列車両で、同年4月までに23編成(1編成6両)をそろえる予定。既存系列の車両とは一線を画すデザイン性と、多様な需要に応える設備を兼ね備えた車両であることが評価された。
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