交通新聞社 電子版

22年3月期決算 京王電鉄

2022.05.17

 2期ぶりに黒字転換【京王電鉄

 コロナ禍の影響が長引き、生活様式の変容や、収益認識会計基準適用の影響もあり減収となったが、費用の削減が進み、各損益は前期の赤字から2期ぶりに黒字に転換した。次期は増収増益を見込む。

 前期は営業損失208億6600万円、経常損失179億8000万円、当期純損失275億1900万円だった。

 運輸業は、鉄道、バス、タクシーの各事業とも増収となり、売上高992億3200万円(前期比12・2%増)、セグメント損失26億9900万円(137億1400万円改善)。単体の鉄道輸送人員は定期6・6%増、定期外18・1%増、合計11・2%増。旅客運輸収入は定期0・2%増、定期外19・1%増、合計10・4%増。

 流通業は、百貨店業などを中心に前期と比べ改善したが、同基準適用の影響で減収となり、売上高969億4100万円(24・6%減)、セグメント利益20億2600万円(前期は6200万円の赤字)。

 不動産業は、新規物件稼働で賃貸は好調だったが、販売はリノベーション物件の売り上げ減などで売上高472億200万円(1・7%減)、セグメント利益104億7000万円(0・7%増)。

 レジャー・サービス業は売上高329億8200万円(30・2%増)、セグメント損失134億4100万円(58億4400万円改善)。その他業は売上高625億4800万円(4・4%減)、セグメント利益51億4200万円(2・7%減)。

 次期の業績予想は、売上高3460億円(15・4%増)、営業利益149億円、経常利益135億円(151・5%増)、当期純利益64億円(14・6%増)。

=2日発表=

 【京王電鉄(連結)】2日

売上高299,872(△ 4.9)

営業利益740(  ―)

経常利益5,366(  ―)

当期純利益5,585(  ―)

単位百万円、カッコ内増減%

検索キーワード:京王電鉄

118件見つかりました。

61〜80件を表示

<

>