東京メトロ 南千住駅高架下 スケートボードパーク「RAMP ZERO(ランプゼロ)」をオープン
4月からスクール開校
東京地下鉄(東京メトロ)は15日、日比谷線南千住駅北口から徒歩1分の高架下空きスペースに、スケートボードパーク「RAMP ZERO(ランプゼロ)」をオープンした。新規事業の創出を目的とした社内事業開発プログラム「メトロのたまご」の一環で、提案を行った社員が検討・運営に携わっている。今月中は初心者向けの無料体験会を行い、4月からスケートボードスクールを開校する。
近年人気が高まるスケボーだが、滑れる場所や習う場所が少ないといった課題を解決するため、沿線にスケボーパークを開設。同様の施設は首都圏に少なく、特に東京東部から千葉西部にかけては空白地帯となっており、今回、数十カ所の候補地の中から南千住を選定した。
同社によると、東京都内で最も駅近のスケボーパーク。名称には、スケボーをやってみたい子どもたちや初心者の始まりの場所「ZERO(ゼロ)」になってほしいという思いが込められている。
約300平方㍍の敷地に、0・65㍍、0・8㍍、1・2㍍と異なる高さの3台のミニランプ(楕円を半分に切ったようなスケボー用構造物)とフラットスペースを備え、基礎的な乗り方を学べて、ビギナーでも安心してプレーできる施設となっている。
初心者向け無料体験会は今月31日まで、平日15~18時に1日2回、土曜日・休日10時30分~18時に1日4回実施。所要時間は1回60分。スクールは曜日と時間でレベル分けを行い、1レッスン80分、定員5人まで。料金は1回3500円、月3回レッスンを受けられる月謝制会員は9900円。いずれも経験豊富なコーチがレクチャーする。
対象年齢はどちらも5歳以上。板、ヘルメット、プロテクターといった用具の無料レンタルを用意する。詳細や申し込み方法などについては同施設ホームページへ。なお、フリー滑走(スクール以外での施設利用)は夏ごろに開始する予定。
同事業起案者の戸島稔貴社員(経営企画本部企画価値創造部)は「スケートボードを楽しみ集まる場所を通じて、皆さまの生き生きとした毎日に貢献できれば」、村田幸星社員(同)は「スケーターが情熱を注げる場を提供できてうれしいです」とそれぞれ話している。
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