東京メトロ 地下駅での無線通信実証 CBM導入に向け
東京地下鉄(東京メトロ)は今夏から、IoT(モノのインターネット)無線技術(UNISONet、ユニゾネット)を保有するソナス(東京都文京区)と、地下駅構内における無線通信環境の構築に関する実証実験を半蔵門線永田町、神保町の2駅で行っている。期間は当面の間。
同社アクセラレータープログラム「Tokyo Metro ACCELERATOR」では2022年度から、鉄道事業の安全性・生産性向上などを目的とする「鉄道事業課題解決プログラム」について、事業共創機会最大化のため通年で募集を開始。今回が応募企業との実証第1弾となる。
ソナスは、安定性が高く高速、省電力のIoT無線ユニゾネットを有しており、今回、地下駅構内における無線通信環境構築に関する提案を行っていた。
東京メトロは、配線の工事コストや配線スペース確保をCBM(状態基準保全)導入の課題の一つとしており、今回の実証ではユニゾネットを活用して、温湿度などのデータの測定と送受信を行うことで、無線データ通信の安全性や有効性を検証。配線工事のコスト削減につながるかを確認する。
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