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東京メトロなど 訪日中国人向け「旅日」でチケット販売

2023.11.17
会見時にテープカットを行った関係者

 中国国内で広く使われているメッセンジャーアプリ「WeChat」(ウィーチャット、微信)のミニプログラム「旅日」で14日、東京地下鉄(東京メトロ)と東京都交通局、京成電鉄の訪日客向けチケット販売がスタートした。日本国内の鉄道事業者で、微信による乗車券の販売は初めて。

 日本の鉄道チケットをWeChat Payで購入する場合、これまでは鉄道会社のウェブサイトにアクセスして購入後に、窓口で番号を示して引き換えたり、日本国内で窓口(一部券売機)に並んだりして購入していた。

 「旅日」はリンクティビティ(東京都千代田区)が開発。券名と人数を選んで決済するとQRコードが発行され、窓口や特定の券売機(東京メトロ・都営計104駅、京成は4駅のスカイライナー券売機)で発券できる。

 対象は、京成のスカイライナークーポン、東京メトロ・都営地下鉄の「Tokyo Subway Ticket」(24時間、48時間、72時間の3種類)。併せて、京 成はウィーチャット連 動の新たなオンライン直販ウェブサイト「Keisei GRAB&GO」を立ち上げた。

 同日は、東京都墨田区の東京スカイツリー天望デッキで記者会見が行われ、リンクティビティの孔成龍代表は「全国の鉄道会社や観光施設に広げたい。今後、改札機のQRコード読み取りが普及すればより便利になる」とPR。鉄道3社局側も「中国最大のソーシャルメディアとの連携で、より気軽に東京を楽しんで」(川上幸一東京メトロ鉄道本部CX・マーケティング部長)などと述べた。

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