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東京メトロ 小水力バーチャルPPA導入 再エネ活用で脱炭素化推進

2024.08.19

 東京地下鉄(東京メトロ)は、丸紅新電力(東京都千代田区)と小水力バーチャルPPA(電力購入契約)の導入に関する契約書を締結した。契約は7月1日から。

 バーチャルPPAは、電力需要家の敷地外に建設する専用発電所で発電された再生可能エネルギーのうち、環境価値のみを仮想的に需要家が調達する手法。

 今回の契約では、小水力(河川や用水路の水流を妨げず水車などで発電する)の非FIT(固定価格買い取り制度の適用を受けていない)発電設備を持つ複数の小水力発電所から環境価値の提供を受ける。東京メトロによると、小水力バーチャルPPAの導入は鉄道業界で初めて。

 契約締結により、同社は約20年間にわたり、発電で生み出される年間約3500万㌔㍗時分の非化石証書(環境価値)の提供を受ける。二酸化炭素(CO2)排出量は、同社グループの年間排出量の約4%に相当する約1万3650㌧の削減となる見込み。

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