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JR西日本 「グループ統合レポート2023」に準グランプリ 日経統合報告書アワード

2024.03.07

 JR西日本は1日、日本経済新聞社主催の「第3回日経統合報告書アワード」で、昨年10月に発行した「JR西日本グループ 統合レポート2023―価値創造報告書―」が準グランプリを受賞したと発表した。

 同アワードは、統合報告書の充実と普及を目的に、金融機関のファンドマネージャー、アナリスト、学識経験者の厳格な審査の下、企業価値の向上や情報開示の目安となる統合報告書を選出する。今回は475社・団体が参加。グランプリ、グランプリE、同S、同G、準グランプリ、新人、優秀各賞の受賞企業を決定した。

 同社では、持続的に価値を創造していくための考え方や取り組みについて、財務情報と非財務情報を統合的に掲載し、ステークホルダーに伝える統合報告書を毎年発行。

 「JR西日本グループ 統合レポート2023―価値創造報告書―」では、「私たちの志」「長期ビジョン2032」の実現に向けた考え方や、その第1ステップである「中期経営計画2025」の概要を伝えるとともに、ESG(環境・社会・ガバナンス)を中心とした価値創造の基盤となる取り組みについて、さまざまな事例や社員の声を交えて紹介している。

 同アワードではこのほか、南海電気鉄道の「南海グループ統合報告書2023」が優秀賞を受賞した。南海グループの価値創造を、目指す未来像である「2050年の企業像」の実現と捉え、その実現に向けた「成長戦略の着実な実践」と「変革を支えるサステナブル経営(マテリアリティの取り組み)」を中核コンテンツに据え、変わりゆく南海グループの躍動感を表現している。

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