交通新聞社 電子版

南海・泉北高速　列車乗降時の介助申し込み　ウェブサービスを開始

2024.06.21 民鉄・公営・三セク 予定・計画・施策

　南海電気鉄道と泉北高速鉄道は７月１日１０時から、列車乗降時の介助の申し込みをウェブで受け付けるサービス「南海・泉北サポートほっとネット」の運用を開始する。日立製作所（東京都千代田区）の「移動制約者ご案内業務支援サービス」を導入した取り組み。ウェブによる介助受け付けサービスは関西で初となる。

　

　申し込みは前日１８時まで

　これまで、車いす利用など駅係員による介助を必要とする場合は、来駅時などの申告が必要だった。同サービスの導入により、乗車日１カ月前から前日１８時までは、公式ウェブサイトまたは南海電鉄公式アプリ（南海アプリ）でも申し込みができるようになる。

　同サービスの利用日や来駅予定時刻、利用区間などの情報は、システムを通じて乗降車駅の駅係員の業務用スマートフォンに自動配信される。これまで電話や紙の連絡票への記入で行っていた駅係員間の連絡が、デジタル化されてリアルタイムに共有されることで、駅係員による対応の効率化も期待される。

　サービス利用者は、利用区間や利用日、サポート内容、連絡先などをウェブで入力後、登録したメールアドレス宛てに配信された２次元コードを駅係員に提示する。

　乗車日前日１８時以降は、南海電鉄コールセンターや駅窓口、駅に設置のインターホンで受け付ける。

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