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阪急 フィリピン・マニラLRT1号線運営 LRMCと技術支援に関する覚書を締結

2024.07.12
締結式に出席した関係者(阪急電鉄提供)

 阪急電鉄はこのほど、フィリピンの首都・マニラ首都圏の都市旅客鉄道「Manila Light Rail Transit System Line1」(LRT1号線)の運営・保守事業を行う「Light Rail Manila Corporation」(LRMC)、住友商事(東京都千代田区)との間で、LRT1号線事業への技術支援に関する覚書を締結した。

 同社は今年5月、住友商事が間接保有するLRMC株式の一部を譲受し、大手民鉄で初めて海外の鉄道事業へ本格参入することを公表した。

 同覚書は、同社が国内の都市交通事業や不動産事業などで培ってきた知見を生かして、同1号線の運営・保守に関する改善の提案や、新技術およびノウハウの導入に必要な情報の提供など、鉄道事業に係る技術支援を展開していくことを企図したもの。

 LRMCへの技術支援を通じて、同1号線の利便性・安全性やサービスレベルのさらなる向上に取り組むことで、マニラ首都圏の交通ネットワーク強化に貢献するとともに、道路交通渋滞の緩和などの諸問題の解決に寄与していく考え。

 締結式はマニラ首都圏のホテルで行われ、上村正美阪急電鉄専務、LRMCのホセ・マ・K・リムCEOが覚書に署名した。

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