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阪急など 「NORIBA 10 UMEWDA」オープン

2024.02.28
「NORIBA 10 umeda(ノリバ テン ウメダ)」のイメージ(阪急電鉄提供)

 大阪梅田駅に招待会員制イベントスペース

 「価値創造」の機会提供

 阪急電鉄と阪急阪神不動産はきょう28日、大阪梅田駅2階中央改札口そばに、招待会員制のイベントスペース「NORIBA 10 umeda(ノリバ テン ウメダ)」をオープンする。阪急阪神ホールディングスグループの大阪梅田エリアの価値向上に向けた構想「梅田ビジョン」の一環で、新たな価値創造の機会を提供。さまざまな立場の「創る人々」がそれぞれ持っている課題、思いを共有するとともに、アイデアを試行錯誤し、情報発信していく場所となる。

 

 めざすは国際交流拠点

 同グループが掲げる「梅田ビジョン」では、大阪梅田エリアのあるべき姿を「共創により新しい価値が生まれる街」「出会いと交流を促進する街」「多様な人々と企業が集う活力ある街」と捉えた上で、エリアならではの価値を高め、世界と関西をつなぐ「国際交流拠点」となることを目指している。

 イベントスペースはこの一翼を担う施設として開設。面積約380平方㍍。ネーミングは、大阪梅田駅のように、多くの人たちの未来へと向かう「のりば」でありたい、未来を共創する人たちが集まる「場」になりたいという願いを込めて、同駅の9号線に続く「10番目ののりば」をイメージして付けた。

 事業主体は阪急電鉄で、阪急阪神不動産が業務代行。国内外の新規事業担当者、スタートアップ、投資家、学生、アーティスト、クリエーターらが招待会員として集い、セミナー・ワークショップなどのディスカッションを通じ、出会いと交流を重ねてることで、新しい変革を生み出す場所とする。社会実装を目指す新しい技術や商品・サービスなどの評価を得る実験場としても利用していく。

 具体的には、約100人が集えるフラットなスペースを最大限に活用して、阪急電鉄(阪急阪神不動産)がイベントを開催するほか、会員が主催するイベントにもスペースを有料で貸し出し、積極的に支援する。勉強会、発表会、懇親会などの利用も可(原則有料)。会員以外も参加できる多彩なイベント開催も検討している。イベントがない時は、会員によるミーティングスペースとして事前予約制・無料で開放する。

 貸し出し時の料金は月・火・木・金曜日の10~14時、15~19時が各12万円、終日24万円、水曜日の10~16時が12万円。水曜日の18~21時は阪急電鉄などが主催する自主イベント利用の時間帯に設定されている。土曜日・休日は定休日。

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