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JR東海 東海道新幹線品川駅 開業20周年でセレモニー

2023.10.03
くす玉を割った(右から)長西駅長、佐藤駅長、山本駅長

 JR東海は1日、東海道新幹線品川駅で開業20周年セレモニーを開催し、大勢の駅利用者を前に節目の日を祝った。

 同駅の設置は、新幹線の将来の輸送需要増加を見据え、東京駅を補完するサブターミナル機能の強化、輸送混乱時の早期復旧、ダイヤの弾力性向上による安定輸送の確保を目的に計画。1997年5月に駅本体工事に着手し、高架橋だった線路を地上に下ろす難易度の高い工事を進め、2003年10月1日に開業した。

 その後は、コロナ禍前まで順調に利用者数を伸ばし、東海道新幹線における首都圏のターミナルとして役割を発揮している。

 会場の北口きっぷうりば前では、司会を務める同駅社員の海老原諒太さんと鈴木愛唯さんが開会を宣言すると、自由通路では同駅社員もメンバーとして参加するよさこいチーム「舞華(まいか)」が演舞行進を披露し、セレモニーに花を添えた。

 あいさつに立った長西宣英駅長は、同駅が果たしてきた役割について触れた上で、「地元の方々へ感謝の気持ちをお伝えし、駅をご利用のお客さまにおもてなしをしたいと考えた。今後も安全最優先で取り組み、お客さま一人一人に喜んでいただけるサービスを提供していきたい」と決意を新たにした。

 続いて、品川駅に乗り入れるJR東日本の佐藤敦駅長と京浜急行電鉄の山本勝広駅長が出席して、長西駅長と共にくす玉が割られると、会場は大きな拍手に包まれた。

 この後、3社合同の子ども用制服撮影会が開かれたほか、隣接する商業施設「アトレ品川」では開業20周年ロゴの記念バッジ製作体験を実施。リニア中央新幹線の仕組みの解説など、JR東海駅社員が中心となって企画したイベントに、多くの親子連れの姿が見られた。

 北改札内では、地元の港南小学校の生徒が開業20周年をテーマに描いた絵画を展示。歴代の新幹線車両やドクターイエロー、超電導リニア車両と同駅が思い思いに表現され、行き交う利用者が見入っていた。11月30日まで。

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