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日本民営鉄道協会 台湾鉄道観光協会と鉄道観光の協定締結

2024.07.29
協定を調印した原田会長(右)と周理事長(日本民営鉄道協会提供)

 交流人口拡大で

 日本民営鉄道協会と台湾の台湾鉄道観光協会は20日、鉄道を軸とした観光交流人口の拡大と地域活性化を目指し、「日本と台湾における鉄道観光プロモーションに関する協定書」を締結した。

 日台間の人的往来は、2019年には700万人を突破して過去最高を記録したが、その後はコロナ禍の影響を受けて大きく落ち込み、昨年もコロナ禍前の水準を回復していない。

 そこで両協会では同協定を締結。相互協力の下、双方で効果的な鉄道観光プロモーションなどを行い、人的往来の増加、双方の鉄道業界の発展、沿線地域の活性化を目指すことにした。

 協定により、▽鉄道を軸とした日本と台湾の鉄道事業者の相互交流促進および友好関係の強化▽鉄道を軸とした鉄道旅行のプロモーション活動▽観光情報の提供・活用、観光交流の広告・プロモーション活動への協力強化▽双方の会員一体となった交流促進――などに取り組む。

 具体的には、双方の関連施設での鉄道旅行PRイベントの開催、双方の鉄道駅でのスタンプラリー企画、SNSを活用した鉄道旅行写真投稿キャンペーンなどを予定する。

 同日は台湾・台北市の台北駅で調印式が行われ、原田一之民鉄協会長(京浜急行電鉄会長)、周永暉台湾鉄道観光協会理事長が協定書に調印した。

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