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京急 「みなとみらいエンタメ経済圏可視化コンソーシアム」に参画

2024.07.19

 京浜急行電鉄は、産学官連携プロジェクト「みなとみらいエンタメ経済圏可視化コンソーシアム」への参画を発表した。エンターテインメントが地域経済や来街者の滞在に与える影響を可視化し、回遊性向上や経済消費につなげていく。

 同コンソーシアムは、大型音楽施設が集まる横浜・みなとみらいエリアで、今年5月にエンタメスタートアップ企業のDATTARUJIN(横浜市)、横浜市立大学、横浜発のイノベーション創出を支援する任意団体の横浜未来機構が設立した。

 今後、公演イベントと連動し、横浜市大協力の下、スマートフォンの位置情報やアプリ決済情報、アンケートなどを基に、人流・消費データを分析するなどの実証実験を予定する。

 京急は、大規模音楽施設を起点とした周辺エリア活性化、にぎわい創出を図り、新たな顧客層への沿線認知拡大に取り組む。具体的には、イベントに合わせて決済システムと連動したクーポンを発行するなど、回遊を促すシステムを構築。回遊効果や経済効果を測定し、エンタメ経済圏の分析などを行う。

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