24年3月期決算 南海電気鉄道
運輸、不動産けん引、大幅増益【南海電気鉄道】
運輸業の輸送人員増や、不動産業における物件販売収入の増加で3期連続の増収。各利益も大幅な増益となった。
運輸業は、鉄道事業やバス事業で輸送人員が増加し、売上高1018億1700万円(前期比6・6%増)、セグメント利益81億2600万円(605・3%増)。
単体の鉄道輸送人員は定期3・7%増、定期外11・1%増、合計6・7%増。旅客運輸収入は定期7・6%増、定期外27・8%増、合計19・6%増。
不動産業は、リート投資法人への物件販売などが寄与し、売上高531億4000万円(19・1%増)、セグメント利益147億2000万円(17・1%増)。
流通業は、ブランド転換を行ったコンビニエンスストアなどが好調に推移し、売上高267億6000万円(13・4%増)、セグメント利益26億6100万円(55・6%増)。
レジャー・サービス業は、売上高431億400万円(8・2%増)となったが、売上原価の増加が響き、セグメント利益34億200万円(4・2%減)。
建設業は、売上高447億9200万円(2・6%増)、利益率の低下によりセグメント利益17億9400万円(5・0%減)。その他の事業は、売上高40億8900万円(38・0%増)、セグメント利益1億7900万円(2・0%増)。
次期の業績予想は、売上高2591億円(7・2%増)、営業利益310億円(0・6%増)、経常利益287億円(2・1%減)、前期の固定資産売却益の反動により当期純利益179億円(25・2%減)。
=4月30日発表=
【南海電気鉄道(連結)】4月30日
売 上 高241,594( 9.2)
営業利益30,820( 46.6)
経常利益29,312( 54.6)
当期純利益23,926( 63.6)
単位百万円、カッコ内増減%
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