日本旅行業協会 23年度定時総会 理事長に蝦名氏
日本旅行業協会(JATA)は22日、東京都内で2023年度の定時総会を開催した。
冒頭、髙橋広行会長がワクチン接種、全国旅行支援にかかる不正事案に触れ、「コンプライアンスは経営の根幹で、全てにおいて優先すべきこと。業界全体でいま一度、強く認識を共有し、業界の信頼回復に取り組む」とした上で、「ひたすら耐え続けた3年におよぶコロナ禍から解放され、ようやく反転攻勢に打って出る時がきた。国内、訪日はほぼ復活の道筋が見えてきたが、海外旅行の復活なくして旅行業界の復活はない。JATAの総力を挙げ、国内、訪日を含めた三位一体のツーリズムの復活を早急に実現したい」とあいさつした。
続いて、来賓の池光崇観光庁審議官が「いま一度、業界、事業者として法令順守が隅々まで行き渡っているかチェックし、根付くようにしていただきたい」と述べ、「イン、アウトを両輪に人数も大事だが、消費額も重視する。観光業界の中心であるJATAには国の成長戦略の柱、地域活性化の切り札である観光の回復への足並みを確かなものにしていただきたい。国も最大限支援していく」と激励した。
総会では22年度の事業と決算を報告。関係団体と連携した各種の要望活動、海外旅行再開に向けた視察団の派遣、全国8都市での海旅プロモーションなど実施した施策について説明した。
また、正会員の会費減額案、役員改選案を承認。志村格理事長が退任し、後任の理事長に蝦名邦晴日本通運常務理事(元観光庁次長、元国土交通省航空局長)が就任した。
このほかの新任役員は次の通り。
理事=ジャルパック代表取締役社長平井登
監事=郵船トラベル取締役・執行役員谷田部暢仁
運営役員=エムオーツーリスト代表取締役社長島本啓太郎、ジェイアール東海ツアーズ代表取締役社長(28日付就任予定)杉浦雅也、エイチ・アイ・エス代表取締役社長・CEO矢田素史
退任=(理事長)志村格(理事)米田昭正、西尾忠男(運営役員)佐藤一哉、山野邉淳
検索キーワード:決算
321件見つかりました。
161〜180件を表示
-
-
-
-
2023.11.10 民鉄・公営・三セク 決算・財務
東京メトロ 24年3月期第2四半期決算
東京地下鉄(東京メトロ)は9日、2024年3月期第2四半期決算を発表した。コロナ禍からの回復を受けて旅客運輸収入が増加。
-
-
-
-
-
-
2023.11.08 民鉄・公営・三セク 予定・計画・施策
西武ホールディングス 旧としまえん用地の一部 都に譲渡
西武ホールディングスは10月31日、連結子会社の西武鉄道が保有する固定資産(旧としまえん用地の一部)を同日に東京都へ譲渡したと発表した。
-
2023.11.08 民鉄・公営・三セク 決算・財務
24年3月期第2四半期決算 京成電鉄
各事業回復し増収増益【京成電鉄】 新型コロナウイルス感染症5類移行などで各事業が回復傾向。昨秋の新京成電鉄完全子会社化の効果もあり、大幅な増収増益となった。
-
-
-
2023.11.07 民鉄・公営・三セク 決算・財務
24年3月期第2四半期決算 小田急電鉄
純利益が過去最高に【小田急電鉄】 新型コロナウイルス感染症5類移行などにより鉄道業、ホテル業などで利用が堅調に推移。
-
2023.11.07 その他業種分類 決算・財務
24年3月期第2四半期決算 日本電設工業
各損益が黒字転換【日本電設工業】 コロナ禍からの回復傾向で鉄道各社の旅客収入が持ち直し、設備投資の増加が見込まれることなどを背景に、前年度からの豊富な繰り越し
-
2023.11.07 航空・空港 決算・財務
24年3月期第2四半期決算 日本航空
四半期純利益は黒字化【日本航空】 国内線の旅客需要回復に加え、好調なインバウンドも寄与し、第1四半期に続いて増収、四半期純利益は黒字に転換した。
-