JR東日本 24年3月期第3四半期決算
全セグメントで増収増益
JR東日本は1月31日、2024年3月期第3四半期連結決算を発表した。鉄道、エキナカ、ホテル、ショッピングセンターの需要回復により、3期連続の増収に。全てのセグメントが増収増益となった。通期の業績予想と期末の配当予想は昨年4月27日発表の数値を上方修正している。
運輸事業は売上高1兆4234億8100万円(前年同期比15・0%増)、セグメント利益1763億2400万円(594・0%増)。単体の鉄道運輸収入は1兆2610億円(19・2%増)で、このうち新幹線は4033億円(31・8%増)、在来線は8576億円(14・1%増)。コロナ禍前比で約90%の水準まで回復した。
運輸収入の各項目別増減は、新幹線が定期6・4%増、定期外33・2%増、在来線が定期6・7%増、定期外18・5%増。新在計は定期6・6%増、定期外24・1%増。在来線の関東圏は13・9%増(定期6・9%増、定期外18・2%増)、その他エリアは16・1%増(定期2・3%増、定期外22・3%増)。
流通・サービス事業は、エキナカ店舗の売り上げが増加したことなどにより、売上高3031億3700万円(14・9%増)、セグメント利益381億2500万円(64・9%増)。
不動産・ホテル事業は、ホテルや分譲マンション販売の売り上げが増加したことなどで、売上高3035億6600万円(14・6%増)、セグメント利益695億2000万円(27・0%増)。
その他事業は、ICカード事業関連の売り上げが増加し、売上高1752億5500万円(16・2%増)、セグメント利益136億4700万円(92・4%増)だった。
修正後の通期業績予想は売上高2兆7120億円(修正前比0・6%増、前期比12・7%増)、営業利益3100億円(14・8%増、120・4%増)、経常利益2520億円(19・4%増、127・2%増)、当期純利益1650億円(20・4%増、66・3%増)。期末の1株当たり配当予想は、前回予想より15円増配の70円。年間配当は125円(前回予想比15円増、前期比25円増)となる。
【JR東日本(連結)】1月31日
売上高2,001,022( 15.9)
営業利益298,510(166.5)
経常利益259,631(196.8)
四半期純利益185,232(155.2)
単位百万円、カッコ内増減%
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