24年3月期第2四半期決算 西日本鉄道
国際物流大幅減で減収【西日本鉄道】
新型コロナウイルス感染症の5類移行などにより、運輸業、ホテル業の需要が回復した一方、国際物流事業の輸送需要低迷による取扱高の大幅減などで減収に。営業利益、経常利益も減益となったが、固定資産売却益66億円を特別利益に計上したため、四半期純利益は増益となった。通期の業績予想は8月10日発表の数値から売上高を下方修正、各利益を上方修正している。
運輸業は売上高380億2900万円(前年同期比9・8%増)、セグメント利益14億円(前期は7億8200万円の赤字)。鉄道、バスの利用増や鉄道駅バリアフリー料金制度の適用などで増収となった。
単体の鉄道輸送人員は定期4・6%増、定期外13・1%増、合計8・0%増。旅客運輸収入は定期7・0%増、定期外20・0%増、合計14・4%増。乗合バスの輸送人員は定期1・6%減、定期外13・2%増、合計6・7%増。旅客運輸収入は定期0・8%減、定期外13・6%増、合計9・6%増。
不動産業は分譲マンション販売戸数が減少した一方、商業施設の賃貸収入回復などで、売上高313億3800万円(4・9%増)、セグメント利益36億2400万円(46・7%増)。流通業は売上高351億2100万円(3・0%増)、セグメント利益3億7800万円(前期は3億400万円の赤字)。
物流業は売上高705億6000万円(48・1%減)、セグメント利益32億3800万円(71・1%減)。レジャー・サービス業はホテルの稼働率、客室単価の上昇、新規開業で売上高208億8500万円(50・4%増)、セグメント利益22億3900万円(11億8500万円の赤字)。
その他事業は、車両整備関連事業で受注が増加したものの、建設関連事業で完成工事高が減少し、売上高134億8800万円(3・2%減)、セグメント利益3億4200万円(4・2%減)。
修正後の業績予想は、売上高4253億円(修正前比2・5%減、前期比14・0%減)、営業利益204億円(17・9%増、22・0%減)、経常利益169億円(27・1%増、39・4%減)、当期純利益138億円(27・8%増、24・9%減)。=10日発表=
【西日本鉄道(連結)】10日
売上高197,156(△22.2)
営業利益10,777(△ 6.5)
経常利益10,564(△19.8)
四半期純利益10,968( 24.9)
単位百万円、カッコ内増減%
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