交通新聞社 電子版

ＪＲホテルグループ　２３年度定時総会

2023.07.19 JR共通(グループ) 会合・催事
あいさつする里見会長

　ＪＲホテルグループの２０２３年度定時総会が１４日、秋田市のホテルメトロポリタン秋田で開かれ、２２年度事業・決算報告、２３年度事業計画・予算案などが全会一致で承認された。

　総会には里見雅行会長（日本ホテル社長）、伊勢正文副会長（ジェイアール西日本ホテル開発社長）をはじめ、会員各社、ホテルの代表者やＪＲ各社の関係者ら約６５人が出席した。

　あいさつに立った里見会長は、コロナ禍の３年間について「人流を抑制する政策の中で、私どもは大変大きな打撃をこうむった」と振り返った。業績の回復に伴い、生じてきた各ホテル共通の課題として人材の確保を挙げ、「このような時だからこそ、やはり連携が非常に大切だ」とした上で、営業上最も力になる取り組みとしてＪＲホテルグループの会員プログラム「ＪＲホテルメンバーズ」について言及。「既に１００万人を超えるお客さまが会員となり、大変な力になっている。ホテルメンバーズだけでなく、今後もＪＲホテルグループ全体で力を合わせて知恵を出して取り組んでいくことが非常に大切になる」などと述べた。

　本年度の事業計画では、ＪＲグループ旅客６社と連携した割引特典、ジパング倶楽部会員向け割引案内などの宣伝販売促進策を継続するとともに、各ホテル間の情報交換の場となる分科会を対面で年５回、ウェブで年６～９回開催予定。

　また、８月２４日に東京で「第１９回料理コンテスト」を４年ぶりに有観客で実施。集客強化に向けた商談会は、国内大手旅行会社を対象に９月７日に東京、同１３日に大阪で開催。海外向けでは、旅行エージェント、ランドオペレーターを招いた同ホテルグループ単独の商談会を８月３日にタイ・バンコク、１２月６日に台湾・台北で計画している。

　このほか、ＪＲホテルグループ外の事業者との初の提携により、今年６月から「ＪＲホテルメンバーズ」のポイントパートナー施設が拡大されたことが報告された。

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