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JR東海 24年3月期第1四半期決算

2023.08.01

 流通業などセグメント最高益

 JR東海は7月28日、2024年3月期第1四半期連結決算を発表した。コロナ禍からの回復に伴い、東海道新幹線、在来線ともに利用が増加し、3期連続の増収。各利益は増益となった。四半期決算の開示を開始した03年度以降で、第1四半期決算として過去6~7番目の水準まで持ち直した。流通業、不動産業、その他の事業のセグメント利益は、第1四半期決算としてそれぞれ過去最高。通期の業績予想と配当予想は4月26日発表の数値を据え置いている。

 運輸業は、単体の運輸収入が増えたことで売上高3250億5600万円(前年同期比29・5%増)、セグメント利益1354億2500万円(75・0%増)となった。

 運輸収入は、新幹線2866億円(32・9%増)、在来線232億円(15・0%増)、合計3098億円(31・4%増)。内訳は、新幹線が定期8・1%増、定期外33・3%増、在来線が定期3・1%増、定期外22・4%増。

 流通業は、東海キヨスクなどの売り上げ増により、売上高377億7100万円(20・2%増)、セグメント利益26億6900万円(94・5%増)。

 不動産業は、各地区の駅商業施設の賃料収入が増えたことなどで売上高196億4700万円(7・3%増)、セグメント利益58億5500万円(16・7%増)。

 その他の事業は、ジェイアール東海ツアーズやジェイアール東海ホテルズの売り上げ増が寄与して売上高535億4800万円(6・3%増)、セグメント利益23億2500万円(前期は4300万円の赤字)だった。

 営業費は、単体での物件費やグループ会社の売り上げ増に伴う売上原価の増加により2485億円(10・1%増)となった。

【JR東海(連結)】7月28日

売 上 高395,091( 27.7)

営業利益146,518( 75.4)

経常利益129,343( 93.5)

四半期純利益90,549( 92.7)

単位百万円、カッコ内増減%

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