24年3月期決算 東急
営業、経常利益が過去最高
交通事業やホテル・リゾート事業を中心に利用者数が回復したことに加え、昨年3月の鉄道の運賃改定や不動産事業のマンション販売増加などにより増収増益に。営業利益、経常利益は過去最高となった。次期は従業員の待遇改善や採用人数拡充に伴う人件費の増加、不動産事業のマンションの引き渡し戸数減少などを織り込み、増収減益を見込む。
交通事業は売上高2136億7400万円(前期比16・1%増)、セグメント利益320億6500万円(275・5%増)。東急電鉄の輸送人員は定期6・4%増、定期外6・4%増、合計6・4%増。旅客運輸収入は定期18・2%増、定期外22・0%増、合計20・5%増。
不動産事業は、マンション販売の増加や不動産賃貸業の好調、ホテルの客室単価改善などが寄与し、売上高2865億8500万円(30・0%増)、セグメント利益487億800万円(68・9%増)。
生活サービス事業は、東急百貨店は前期の本店営業終了で減収となったものの、東急ストアや東急レクリエーションの需要回復で売上高5188億1000万円(0・3%増)、セグメント利益131億1100万円(18・3%増)。
ホテル・リゾート事業は、インバウンド需要の取り込みとホテル稼働率、客室平均単価の上昇で売上高898億3400万円(26・9%増)、セグメント利益7億5400万円(前期は41億1900万円の赤字)となった。
次期の業績予想は売上高1兆550億円(1・7%増)、営業利益880億円(7・3%減)、経常利益900億円(9・4%減)、当期純利益600億円(5・9%減)。
=13日発表=
【東急(連結)】13日
売 上 高1,037,819( 11.4)
営業利益94,905(112.8)
経常利益99,292(109.6)
当期純利益63,763(145.3)
単位百万円、カッコ内増減%
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