24年3月期決算 京成電鉄
成田輸送好調で増益【京成電鉄】
コロナ禍の収束による移動需要やインバウンド需要回復により、3期連続で増収に。持ち分法適用会社のオリエンタルランドの投資利益259億2700万円を営業外利益に、同社の株式売却益708億5300万円を特別利益に計上し、各利益は大幅な増益となった。次期は引き続き増収増益を見込むが、当期純利益は株式売却益の反動減で減益となる見通し。
運輸業は、成田空港輸送が好調に推移し、新京成電鉄の連結子会社化も寄与して、売上高1803億6000万円(前期比22・0%増)、セグメント利益119億6700万円(前期は7億8400万円の黒字)。
単体の鉄道輸送人員は定期5・6%増、定期外14・2%増、合計9・3%増(うち成田空港発着57・0%増、有料特急91・8%増)。旅客運輸収入は定期5・7%増、定期外36・2%増、合計25・9%増(うち成田空港発着80・3%増、有料特急97・4%増)。
流通業は売上高562億9200万円(9・8%増)、セグメント利益4億4500万円(4億2900万円の赤字)。不動産業は売上高335億2500万円(15・8%増)、セグメント利益100億7700万円(2・9%増)。
レジャー・サービス業は需要の着実な取り込みが奏功し、売上高170億4700万円(35・5%増)、セグメント利益7億1600万円(8億2400万円の赤字)。建設業は売上高314億1400万円(12・4%増)、セグメント利益18億2600万円(68・9%増)。その他の事業は売上高100億6100万円(10・0%増)、セグメント利益2億2800万円(300・6%増)。
次期の業績予想は売上高3376億円(13・9%増)、営業利益337億円(33・5%増)、経常利益581億円(12・6%増)、当期純利益470億円(46・4%減)。=4月26日発表=
【京成電鉄(連結)】4月26日
売上高296,509( 17.5)
営業利益25,241(146.8)
経常利益51,591( 92.8)
当期純利益87,657(225.5)
単位百万円、カッコ内増減%
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