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ティータイム 田村明比古 成田国際空港社長

2023.06.14

 着実に回復への歩み進める

 発着回数、旅客数ともに前期を大幅に上回り、2期連続の増収。一方で需要増大で費用がかさみ3期連続の赤字だが、「安全運用を大前提に効率化に努め、営業損失は177億円改善。着実に回復への歩みを続けている」と今期決算を振り返った。

 9月1日から国際線旅客サービス施設使用料、旅客保安サービス料を改定。年度ベースで17億円の増収効果を見込むが、「エネルギー関連費、人件費が高騰。企業努力も限界で必要最小限の値上げ」と理解を求める。

 コロナ禍にありながら国際拠点空港としての使命を果たすべく、航空会社やテナントへの支援措置を続けてきた。「高いサービスレベルを維持する姿勢に変わりはない」と強調。今後も地域共生を掲げ、日本の空の玄関口としての使命を果たしていく。

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