24年3月期決算 京王電鉄
過去最高の当期純利益【京王電鉄】
鉄道事業やバス事業の輸送人員回復に加え、昨年10月の鉄道旅客運賃の改定、ホテル業の大幅な客室単価上昇などにより全セグメントで増収に。各利益は大幅な増益となり、営業利益、当期純利益は過去最高となった。次期も増収増益を見込む。
運輸業は鉄道、バスの回復が進み、売上高1241億2100万円(前期比11・6%増)、セグメント利益131億9700万円(235・9%増)。単体の鉄道輸送人員は定期4・6%増、定期外6・3%増、合計5・4%増。旅客運輸収入は定期8・5%増、定期外14・1%増、合計11・9%増。
流通業は売上高1112億400万円(8・1%増)、セグメント利益56億1000万円(42・9%増)。不動産業は昨年12月にマンション開発のサンウッドを連結子会社化して、売上高654億2800万円(23・8%増)となったが、セグメント利益は新宿エリアの再開発に伴う賃貸物件の減少により120億1800万円(0・6%減)。
レジャー・サービス業は、インバウンド需要を着実に取り込み、ホテルの客室単価がコロナ禍前を上回る水準まで回復して、売上高727億3100万円(37・9%増)、セグメント利益83億4500万円(前期は21億7300万円の赤字)。ビル総合管理、建築・土木などその他業は売上高784億8900万円(21・3%増)、セグメント利益56億2700万円(25・6%増)。
次期の業績予想は売上高4540億円(11・1%増)、営業利益460億円(4・9%増)、経常利益443億円(1・9%増)、当期純利益342億円(16・9%増)。
=10日発表=
【京王電鉄(連結)】10日
売 上 高408,694( 17.7)
営業利益43,840(104.1)
経常利益43,485( 99.7)
当期純利益29,243(123.0)
単位百万円、カッコ内増減%
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