24年3月期第2四半期決算 南海電気鉄道
輸送人員増加で増収増益【南海電気鉄道】
運輸業の輸送人員増加や、不動産業のマンション販売の増加などで増収増益。通期の業績予想は4月28日発表の数値を変更。貨物運送業や建設業を中心に減収を見込み、売上高を下方修正する一方、コロナ禍からの順調な業績回復などを受けて、各利益は上方修正した。
運輸業は売上高486億3200万円(前年同期比5・0%増)、セグメント利益34億5600万円(前期は8億8500万円の赤字)。単体の鉄道輸送人員は定期2・9%増、定期外16・0%増、合計7・9%増。旅客運輸収入は定期3・9%増、定期外31・7%増、合計19・6%増。
不動産業は売上高252億1800万円(10・6%増)、セグメント利益70億7200万円(6・2%増)。流通業はコンビニエンスストアの売り上げなどが好調に推移し、売上高130億6400万円(10・5%増)、セグメント利益16億1600万円(74・6%増)。
レジャー・サービス業は、ビル管理メンテナンスの設備工事収入が増加し、売上高200億9700万円(9・7%増)、セグメント利益17億100万円(4・7%増)。
建設業は、完成工事高が増えて売上高221億7200万円(14・8%増)となったが、利益率が低下し、セグメント利益1億7300万円(82・3%減)。その他の事業は売上高13億1300万円(21・6%増)、セグメント損失5800万円(900万円悪化)。
修正後の業績予想は、売上高2480億円(修正前比2・3%減、前期比12・1%増)、営業利益272億円(11・9%増、29・4%増)、経常利益254億円(18・7%増、33・9%増)、当期純利益218億円(19・8%増、49・1%増)。=10月31日発表=
【南海電気鉄道(連結)】10月31日
売上高117,672( 8.7)
営業利益14,237( 50.7)
経常利益13,268( 61.5)
四半期純利益8,867( 24.6)
単位百万円、カッコ内増減%
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