24年3月期第2四半期決算 京浜急行電鉄
空港輸送好調で増収【京浜急行電鉄】
交通事業やレジャー・サービス事業、流通事業を中心に回復傾向が続き増収に。前期にバス営業所とビジネスホテル3館を売却した反動で特別利益が縮小し、四半期純利益は減益となった。通期の業績予想は5月10日発表の数値を上方修正した。中間配当は1株当たり1円増配の7円(前期比2円増)、期末配当予想も1円増配の7円(1円増)とする。
交通事業は羽田空港輸送の好調もあり、売上高531億6600万円(前年同期比10・0%増)、セグメント利益61億3600万円(614・5%増)。単体の鉄道輸送人員は定期4・6%増、定期外14・2%増、合計9・0%増。旅客運輸収入は定期4・7%増、定期外15・0%増、合計11・1%増。
不動産事業は、分譲マンションの販売減と分譲土地の売却などで売上高207億3100万円(6・3%減)、セグメント利益37億7000万円(29・2%増)。レジャー・サービス事業はホテルの稼働率・客室単価上昇で売上高145億3400万円(9・0%増)、セグメント利益24億7200万円(169・7%増)。
流通事業は、スーパーマーケットやコンビニエンスストアが堅調で売上高357億8500万円(3・4%増)、セグメント利益11億2000万円(151・3%増)。その他の事業は、完成工事は増加したが工事原価が上昇し、売上高166億6400万円(2・9%増)、セグメント利益8800万円(29・2%減)。
修正後の業績予想は、売上高3037億円(修正前比2・5%増、前期比20・0%増)、営業利益280億円(21・7%増、158・8%増)、経常利益273億円(36・5%増、123・2%増)、当期純利益220億円(29・4%増、39・1%増)。=10日発表=
【京浜急行電鉄(連結)】10日
売上高128,026( 6.3)
営業利益13,811(152.0)
経常利益13,628(194.0)
四半期純利益9,206(△26.5)
単位百万円、カッコ内増減%
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