四半期純利益は黒字化【日本航空】

　国内線の旅客需要回復に加え、好調なインバウンドも寄与し、第１四半期に続いて増収、四半期純利益は黒字に転換した。通期の業績予想は、足元の回復状況を反映して上方修正している。

　航空運送事業は売上高７５２９億４９００万円（前年同期比３２・１％増）、セグメント利益８４２億６１００万円（前期は９８億８９００万円の赤字）。

　旅客収入は、国際線３１４４億円（９２・６％増）、国内線２７５０億円（３１・８％増）。国内線は２０１９年同期比３・７％減まで回復した。貨物収入は、国際線５０６億円（５３・６％減）、国内線９７億円（０・１％増）。

　ＬＣＣ（格安航空会社）の旅客収入は３１６億円（１８４・３％増）。ＺＩＰＡＩＲは今年９月に累計旅客数が１００万人を突破している。

　修正後の通期業績予想は、売上高１兆６８４０億円（修正前比１・６％増、前期比２２・４％増）、財務・法人所得税前利益（ＥＢＩＴ）１３００億円（３０・０％増、１０１・４％増）、当期純利益８００億円（４５・５％増、１３２・４％増）。

＝１０月３１日発表＝

【日本航空（連結）】１０月３１日

売　上　高８２０，９３８（　３２．７）

ＥＢＩＴ９１，２３５（　　－）

四半期純利益６１，６７１（　　－）

ＥＢＩＴは財務・法人所得税前利益

単位百万円、カッコ内増減％