交通新聞社 電子版

24年3月期第2四半期決算 名古屋鉄道

2023.11.17

 レジャー回復などで増収増益【名古屋鉄道】

 レジャー・サービス事業の需要回復や鉄軌道事業の輸送人員増加などで2期連続の増収。営業損益は2期連続の黒字、経常利益、四半期純利益は2期連続の増益となった。通期の業績予想は、当期純利益を据え置くものの、不動産事業などの上振れを見込んで売上高、営業利益、経常利益を上方修正した。

 交通事業は売上高726億3600万円(前年同期比12・2%増)、セグメント利益80億6300万円(197・4%増)。単体の鉄軌道輸送人員は定期2・7%増、定期外14・7%増、合計6・2%増。旅客運輸収入は定期3・4%増、定期外18・6%増、合計11・4%増。

 運送事業は、海運事業が増収となった一方、人件費や燃料費、トラック事業の運送委託料が増加して売上高693億4700万円(0・9%増)、セグメント利益9億9400万円(48・4%減)。不動産事業は、分譲マンション販売の引き渡し戸数減少で売上高455億1700万円(4・3%減)、セグメント利益66億8200万円(0・8%増)。

 レジャー・サービス事業は、ホテル業の収支改善や旅行業の好調などで売上高483億6500万円(32・5%増)、セグメント利益18億2400万円(前期は5億3100万円の赤字)。流通事業は、輸入車販売業の収支悪化などで赤字幅が拡大し、売上高316億6600万円(2・9%増)、セグメント損失19億200万円(4億3100万円悪化)となった。

 航空関連サービス事業は、受注増の一方で修繕費が増えて赤字となり、売上高119億4100万円(6・4%増)、セグメント損失3億2500万円(3億5100万円の黒字)。その他の事業は売上高217億2500万円(7・6%増)、セグメント利益4億8100万円(7・8%減)。

 修正後の業績予想は、売上高5940億円(修正前比1・0%増、前期比7・7%増)、営業利益300億円(13・2%増、32・0%増)、経常利益320億円(16・4%増、21・4%増)、当期純利益210億円(増減なし、11・4%増)。=9日発表=

【名古屋鉄道(連結)】9日

売上高283,728( 7.8)

営業利益15,900( 56.2)

経常利益17,293( 47.8)

四半期純利益9,980( 28.8)

単位百万円、カッコ内増減

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