23年3月期決算 南海電気鉄道
各利益が大幅な増益【南海電気鉄道】
運輸業の輸送人員や、建設業の完成工事高の増加などで2期連続の増収。各利益も大幅な増益となった。次期も引き続き増収増益を見込む。
運輸業は、貨物運送業における上半期の輸送運賃高騰もあり、売上高955億3200万円(前期比14・6%増)、セグメント利益11億5200万円(前期は73億8200万円の赤字)。
単体の鉄道輸送人員は定期4・1%増、定期外24・4%増、合計11・4%増。旅客運輸収入は定期2・6%増、定期外33・8%増、合計19・0%増。
不動産業は、入国制限の緩和でホテル賃貸料収入が増加したが、マンション販売などが減少し、売上高446億2700万円(2・1%減)、セグメント利益125億7000万円(0・1%減)。
流通業は、前期に緊急事態宣言の発出に伴い商業施設臨時休館の反動増などで売上高236億700万円(7・5%増)、セグメント利益17億1000万円(49・4%増)。
レジャー・サービス業は、旅行業、ボートレース施設賃貸業でコロナ禍の影響が縮小し、売上高398億5100万円(4・2%増)、セグメント利益はビル管理メンテナンス業利益率低下で35億5000万円(7・4%減)。
建設業は、完成工事高が増加し、売上高436億6200万円(14・5%増)、セグメント利益18億8900万円(3・6%減)。その他の事業は、売上高29億6300万円(11・7%増)、セグメント利益1億7500万円(0・5%減)。
次期の業績予想は、売上高2539億円(14・7%増)、営業利益243億円(15・6%増)、経常利益214億円(12・8%増)、当期純利益182億円(24・5%増)。=4月28日発表=
【南海電気鉄道(連結)】4月28日
売上高221,280( 9.7)
営業利益21,023( 72.5)
経常利益18,965( 91.0)
当期純利益14,623(263.6)
単位百万円、カッコ内増減%
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