日本鉄道運転協会 第14回定時総会
日本鉄道運転協会は6月28日、東京・神田のステーションコンファレンス万世橋で「第14回定時社員総会」を開催した。白川保友会長をはじめ役員、会員、来賓の岸谷克己国土交通省大臣官房技術審議官ら約140人が出席した。
冒頭、あいさつに立った白川会長は、コロナ禍の影響を受けてきた協会の活動も昨年度からほぼ正常に行われていることに言及した上で、「運転免許の在り方や自動運転の一般線区への拡大、人手不足の中での外国人材の活用などについて、官民一体となって検討が進められている。国土交通省、事業者の皆さまと密接に連携を図りながら、これらの課題に取り組んでいきたい」と述べた。
さらに「協会の使命は鉄道事業の安全、サービスの質の向上と、活動を通じて会員相互間の結び付きを強めていくことにある。会員の皆さまの役に立つ協会になるよう、引き続き努力していきたい」と指針を語った。
議事では、東武鉄道の小林立樹鉄道事業本部営業統括部運輸部長兼鉄道乗務員養成所長が議長に選出され、報告事項として2023年度事業報告、24年度事業計画と予算、決議事項として23年度決算の承認、理事選任の議案が承認された。
総会と理事会の終了後には、元警視総監の池田克彦氏を講師に迎え、「危機管理と組織のあり方」と題した講演会も開催された。
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