24年3月期第2四半期決算 小田急電鉄
純利益が過去最高に【小田急電鉄】
新型コロナウイルス感染症5類移行などにより鉄道業、ホテル業などで利用が堅調に推移。旧本社のビル売却益を特別利益に計上したため、四半期純利益は過去最高益となった。通期の業績予想は、第2四半期までの実績を踏まえるとともに、第3四半期以降も想定を上回って推移すると見込み、上方修正している。
運輸業は売上高850億6700万円(前年同期比15・1%増)、セグメント利益152億1000万円(145・8%増)。通勤や外出需要の増加に加え、単体の鉄道駅バリアフリー料金制度適用、グループ各社を含む運賃改定の影響などで増収となった。
単体の鉄道輸送人員は定期4・2%増、定期外9・4%増、合計6・3%増。旅客運輸収入は定期9・6%増、定期外16・2%増、合計13・7%増。
流通業は新宿駅西口地区開発計画に伴う昨秋の小田急百貨店新宿店営業縮小などで、売上高430億8500万円(13・8%減)、セグメント利益9億7800万円(12・4%減)。不動産業は前期のマンション分譲やビル持ち分売却の反動などで、売上高332億1400万円(13・9%減)、セグメント利益83億8400万円(13・9%減)。
その他の事業はホテル業の稼働回復やリゾート人材派遣業の伸びなどで、売上高470億5000万円(17・0%増)、セグメント利益20億400万円(前期は25億5300万円の赤字)。
修正後の業績予想は、売上高4095億円(修正前比2・4%増、前期比3・6%増)、営業利益450億円(28・6%増、69・2%増)、経常利益440億円(34・6%増、75・2%増)、当期純利益710億円(13・1%増、74・3%増)。=10月31日発表=
【小田急電鉄(連結)】10月31日
売上高196,254( 3.3)
営業利益26,601( 83.3)
経常利益27,041( 83.5)
四半期純利益26,124(159.0)
単位百万円、カッコ内増減%
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