24年3月期第2四半期決算 阪急阪神ホールディングス
ホテル、鉄道回復で増収増益【阪急阪神ホールディングス】
ホテルの宿泊需要、鉄道利用の回復や、エンタテインメント事業で阪神タイガースが18年ぶりに優勝するなどスポーツ事業が好調に推移したことなどで増収増益となった。通期の業績予想は5月15日公表の数値を変更。売上高は据え置いたが、ホテルの宿泊部門、国内旅行が好調に推移していることから、各利益を上方修正した。
都市交通事業は、鉄道駅バリアフリー料金の収受開始や旅客の回復で、売上高998億1900万円(前年同期比10・2%増)、セグメント利益186億5100万円(57・3%増)。
鉄道輸送人員は、阪急電鉄が定期4・7%増、定期外6・7%増、合計5・6%増。阪神電気鉄道が定期5・5%増、定期外12・4%増、合計8・7%増。旅客運輸収入は阪急が定期7・3%増、定期外12・8%増、合計10・8%増。阪神が定期8・1%増、定期外17・5%増、合計14・0%増。
不動産事業は、ホテル宿泊需要の回復により、売上高1423億8100万円(10・5%増)、セグメント利益224億3600万円(93・5%増)。
エンタテインメント事業は、リーグ優勝した阪神タイガース主催試合の入場人員増加などで、売上高494億4000万円(14・4%増)、セグメント利益166億4200万円(20・0%増)。
情報・通信事業は、売上高283億7300万円(7・2%増)、セグメント利益19億2200万円(19・7%増)。旅行事業は、売上高1110億3800万円(29・1%増)となったが、自治体の支援業務など旅行以外の受注が減ったことでセグメント利益は59億5600万円(26・9%減)。国際輸送事業は需給の逼迫(ひっぱく)状況緩和などで売上高500億5000万円(42・6%減)、セグメント利益7億800万円(80・5%減)。
修正後の業績予想は、売上高1兆円(修正前比同額、前期比3・3%増)、営業利益997億円(13・7%増、11・6%増)、経常利益1000億円(14・9%増、13・1%増)、当期純利益600億円(15・4%増、27・8%増)。=10月31日発表=
【阪急阪神ホールディングス(連結)】10月31日
売上高485,644( 4.0)
営業利益64,320( 31.9)
経常利益66,930( 35.2)
四半期純利益44,873( 44.5)
単位百万円、カッコ内増減%
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