JR九州 24年3月期第2四半期決算 3期連続増収、純利益最高
JR九州は7日、2024年3月期第2四半期連結決算を発表した。鉄道事業をはじめ各事業における需要が緩やかに回復し、3期連続の増収に。各利益は大幅な増益となり、関係会社株式の売却益などにより、四半期純利益は過去最高となった。通期の業績予想は5月11日発表の数値を据え置いている。
運輸サービス業は売上高793億4500万円(前年同期比25・1%増)、セグメント利益121億2500万円(117億4800万円増)。単体の鉄道運輸収入は704億100万円(27・1%増)で、このうち新幹線は280億3300万円(49・6%増)、在来線は423億6400万円(15・5%増)。
運輸収入の項目別増減は、新幹線が定期12・4%増、定期外52・5%増、在来線が定期3・1%増、定期外22・8%増。新在計は定期4・0%増、定期外35・5%増。
不動産・ホテル業は売上高552億4600万円(5・0%増)、セグメント利益118億9700万円(40・1%増)。ホテル業の売上高は62・7%増の110億円に回復し、営業損益は前期2億円の赤字から17億円の黒字に転換した。
流通・外食業は売上高299億4200万円(18・4%増)、セグメント利益16億7800万円(14億2600万円増)。コンビニエンスストアなど小売業の売り上げ回復が寄与した。
建設業は売上高339億1500万円(4・6%減)、セグメント損失3億7000万円(前期は1億6800万円の黒字)。工事受注の減が響いた。建設機械販売・レンタル事業や広告事業などのビジネスサービス業は売上高344億8500万円(0・9%増)、セグメント利益16億1900万円(16・2%減)。
コロナ禍前の19年3月期との比較では、連結売上高9・3%減、営業利益19・3%減、経常利益20・0%減、四半期純利益6・7%増。鉄道運輸収入は新幹線1・9%増、在来線11・6%減、合計6・7%減。新在計は定期7・2%減、定期外6・5%減。
【JR九州(連結)】7日
売上高190,732( 12.1)
営業利益26,816(139.8)
経常利益28,050(136.8)
四半期純利益27,989(133.2)
単位百万円、カッコ内増減%
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