24年3月期第2四半期決算 近鉄グループホールディングス
コロナ禍影響縮小で増収【近鉄グループホールディングス】
昨年7月に連結子会社化した近鉄エクスプレスの業績が寄与したほか、コロナ禍の影響縮小などで大幅な増収に。営業利益、経常利益は増益となったが、前期に近鉄エクスプレス連結子会社化に伴う段階取得に係る差益475億円を特別利益に計上していた反動で、四半期純利益は減益となった。通期の業績予想は、国際貨物輸送の需要が低調に推移していることから6月2日に発表した数値を見直し、売上高、営業利益を下方修正した。
運輸業は売上高1024億3700万円(前年同期比17・0%増)、セグメント利益127億9900万円(322・1%増)。近畿日本鉄道の輸送人員は定期5・9%増、定期外6・7%増、合計6・2%増。旅客運輸収入は定期13・5%増、定期外27・7%増、合計22・6%増。
不動産業はマンション分譲戸数が増加し、売上高792億5900万円(3・9%増)、セグメント利益84億7300万円(12・0%増)。国際物流業は、航空貨物が低調に推移したが、近鉄エクスプレスの業績が期首から寄与し、売上高3630億2100万円(55・2%増)、セグメント利益108億6200万円(653・3%増)。
流通業はコロナ禍からの需要回復により、売上高1054億3600万円(7・8%増)、セグメント利益23億8700万円(前期は1100万円の赤字)。ホテル・レジャー業は売上高1549億1600万円(21・2%増)、セグメント利益67億5600万円(6800万円の赤字)。その他の事業は売上高203億9500万円(13・4%増)、セグメント利益23億3300万円(12・2%増)。
修正後の業績予想は、売上高1兆6430億円(修正前比9・7%減、前期比5・3%増)、営業利益800億円(4・8%減、19・1%増)、経常利益740億円(増減なし、0・8%減)、当期純利益440億円(同、50・4%減)。=13日発表=
【近鉄グループホールディングス(連結)】13日
売上高803,623( 29.0)
営業利益43,060(229.3)
経常利益40,509( 84.8)
四半期純利益23,858(△61.1)
単位百万円、カッコ内増減%
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